葉酸は妊婦になぜ必要?神経管閉鎖障害を防ぐって本当?

葉酸は妊娠、出産に必要な栄養素ということは聞いたことありますよね?
けど、葉酸を飲むことによってどんなメリットがあるのかはいまいちわからない。

 

ついつい飲み忘れてしまうということもありませんか?
けれど、葉酸はしっかり取ったほうがいいのです。

 

今回は葉酸とはいったい何なのか、そしてどのようなメリットがあるか説明し、しっかり摂取できるようお伝えしていきます。

 

葉酸とはそもそも何?妊婦が葉酸を摂る必要性とは?

葉酸はビタミンの一種です。新しい細胞を作り出す際に必要不可欠な核酸を合成する際に必要な栄養素であり、赤血球を作り出す際にも必要なビタミンとなります。

 

核酸とはDNAなどの細胞の核の中にあって遺伝情報を保存し、遺伝情報の通りに身体をつくっていく指令を出すところなので、その部分を作る栄養素となれば重要なことはわかりますよね。
そのため、細胞分裂が盛んな赤ちゃんにとって葉酸は必要不可欠な栄養素とされています。
妊婦にとっても貧血を予防する効果もあるので、いいことづくめですよね。

 

食べ物でもとれる栄養ではありますが、妊婦に推奨される葉酸の摂取量は0.4gであり、一般的な食事に含まれる量は推奨量の半分ほどです。
葉酸が多い食べ物をとることも大事ですが、葉酸は水に溶けやすいので調理にも気を使わなければいけないという側面があります。

 

手軽にとれるのはサプリメントですので、そちらを活用してもいいかもしれません。
葉酸をとることによって予防できる赤ちゃんの病気もありますので、そちらも紹介していきます。

 

神経管閉鎖障害のリスクが下がる

神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄を作る元になる「神経管」と呼ばれる管状の細胞の一部が塞がり、脳や脊髄が正しく成長できなくなる障害です。
神経管のどの部分が塞がってしまうかで障害の現れ方は異なり、神経管の下部が閉鎖されると「二分脊椎症」、上部が閉鎖されると「無脳症」という病気になる可能性が高いといわれています。

 

二分脊椎症とは

脳からお知りにかけて脊髄という太い神経があって、脊髄からさらに細い神経が伸びて脳からの指令を内蔵、筋肉などに伝えています。
その脊髄が発達過程でうまくつながらず、脊椎という脊髄が本来あるべきところから外に出てしまい、損傷を受けてしまうために起こる様々な障害を言います。

 

主にお尻や腰の部分に起こることが多いですが、もう少し上の胸のあたりや、首にもその症状が起きる可能性はあります。
そのため、損傷部位によって障害の度合いも様々です。ですが主な障害としては歩行障害
や、排尿、排便障害が挙げられます。内蔵などの発達も損傷部位によっては見られます。

 

無脳症とは

無脳症とは、妊娠4週目までに起こる神経管閉鎖障害によって、神経管の上部が閉塞することで1度作られた大脳が退化してしまい、脳が成長しない症状です。
脳が完全にないとうことではなく、小脳部分はあったり、大脳まで形成されてる場合もありますが、どんな病態であっても脳の一部が欠損しているため、生まれてきても長く生きることはありません。

 

無脳症は残念ながら治療法は存在しません。現時点では超音波や内診で無脳症と診断されると、人工妊娠中絶が行われます。

 

まとめ

いかがでしょうか。

 

神経管閉鎖障害は必ずしも葉酸の不足が原因とは言い切れませんが、発生率が下がっていることは事実です。またそれ以外にも悪性貧血や消化管障害などの予防にもなります。
また葉酸はとりすぎたとしても水に溶ける性質があるので、不要な分は排出されます。野菜など食べ物でとることも大事ですが、どうしても不足しがちな場合はサプリメントに頼ることも良いでしょう。ぜひ、しっかり葉酸を飲んで元気な赤ちゃんを産んでほしいと思います。